Kayこと慶伊道彦のCoffee Break
団塊世代の僕は、”ドクター・ノオ” を高校生の時に観た!その思い出話から
2年延び延びのダニエル007が、ようやく公開となりました。ファンの一人として早速、予定をやりくり、何せ3時間モノなので日程調整が。2回観たいとも思いましたので。

日本公開は’63 確か高校3年生の時だったかと?(もしかしたら2年生) 僕は人口3-4万の小さな市で育ちました。日活タフガイシリーズから洋画に転向したばかりの映画好き。毎月欠かさずに映画を観ていましたね。当時映画産業全盛期!それと五社協定や系列館制度があったので、こんな小さな街でも4-5館もあったかと。東映、東宝、松竹、日活、洋画配給、、 “007は殺しの番号” を観たのは偶然からでした。町をぶらぶら何かないかなお〜とブラブラ、すると映画の大看板が眼に入り、当時スパイ物なんて意味不明な言葉ゆえなんなんだろうと?なんか楽しそうかな〜と思い入りました。これがなんと!なんと!面白くて、スパイ物は面白いぜと。
その時はそれで終わったのですが。後の邦題 “ドクター・ノオ” の話でした。

1年後、今度は東京で第2作を観ました。”007/危機一発” 後の邦題 “ロシアより愛をこめて” ボンドのあまりものカッコよさ、ダニエラ・ビアンキの素敵さ、どこをとっても唸っちゃう。なんて世界なんだ!と
田舎者の僕は、大学生として上京。なによりショックだったのは IVY LOOK! 勉強そっちのけでオシャレ勉強、そしてそのための軍資金稼ぎのバイト。それに明け暮れていましたので、学生生活なんてあったのかな?そんなオシャレ馬鹿でしたから、ボンドのスーツの着こなしを食い入るように観察。まだまだ日本ではコンチスタイルが認知されていない頃でしたから、大人なスーツスタイルはため息しか出なかった思い出が。
僕がハマっていたのはIVY 、田舎出アイビーリーガー!そして当時、アイビー族は黒のニットタイが肝要と教わっていました。しかし、ボンドは、勿論黒のニットタイをワイドスプレッドシャツにウィンザーノットで決めてもいるのですが、”ゴールド・フィンガー”以降、ブラウンやピンク、カラーのニットタイを合わせています。西欧では、黒のニットタイは葬式用、洒落男はカラーニットタイをするんだ!と、その頃から ようやくMENS CLUB の掲載記事にもみられるようになりましたね。今日では、カラーが氾濫していますから可笑しな指摘でしょうが。しかし僕は、この時代学んだ黒のニットタイスタイルを50年以上経った今でも愛用しています。なにせ一週間に4日位は合わせますから。ですから、同じような黒ニットタイも5世代目!こんなに何にでも合い便利でスマートな一品はないかと。皆さんも今一度見直しませんか。

翌年の “ゴールドフィンガー” ここで僕は完全ノックダウン、’63~’65 この3年間が僕の ”007” 愛57年間を決定付けました。3作目ともなると、悪役列伝、好きなボンドガール、ボンドカー&ガジェット、、ボンド以外の魅力にも楽しみが増してきましたし。
さて、新作ダニエル・クレイグ007、ボンドファンは兎角うるさいので賛否両論でしょうが、考えてもみてください。およそ60年間、60才と考えれば、ショーン・コネリーBONDとダニエルBONDは、お祖父様とお孫さんの関係。当然、時代、モラル、カルチャー、、変わってきています。ですから僕は、孫をみる気分でダニエルBONDを観るようにしています。年齢上やや理解不足となるので、2回観るのが僕のルール。今回も勿論2回観!
クレイグ版ボンドの最終映画という事で、過去の007映画へのオマージュが随所に感じられ、集大成に相応しい内容となっています。
BOND のおかげで西欧の大人スタイルを学べた事 ( 勿論、単に映画からだけ ですが) これが、僕の IVY STYLE の歩みに多くのヒントを与えてくれました。感謝!と締めます。



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