慶伊道彦 IVY STYLE 手引き / CAP STYLE にトライ

Kay こと慶伊道彦のCoffee Break

クラシックなグレーフランネルスーツでも、ダンガリーシャツとキャップで新次元の装いが

上記の写真の様に、キャップを一つ取り入れる事で、普段使いのスーツに新しい顔が。キャップのイメージは、当然カジュアルルック、ストリート系。ですから、ビジネススタイルに慣れた方にはなかなか難しい取り入れ方となります。まずは、スタイルイメージなんて気にしないでキャップを被っちゃえ！って感じから。

被ると自然にシャツと足元が気になってきます。シャツは洗いざらしのシワ感が有るものならなんでもOKで、靴はツヤのない表革、スエードがいいですが、スニーカーが最も相性がいいかと。

そこでキャップ初心者向けに、僕の写真を使って大体の法則を語ってみたいと思います。特にネクタイを取り入れるスタイルが、より難しいので、そんなシーンを多く入れてみました。

まずは、この様にエレガントなスリーピースーツの場合、シャツタイをダンガリーとニットタイに。これだけ？そうこれだけです。キャップは、ネイビーから学ぶ方がいいかと。NYロゴの様に、アイビーというかイーストコーストの香りのモノ、早い話しがヤンキースでもオッケー！これだけで、もうニュースタイル入門。

ボータイも意外とハマります。なぜかマッチします。スニーカーは、色がモノトーンなモノが。ネイビー、ホワイト、グレー、カーキなど。僕は、NBクラシックかVANSオーセンティックモデルが好きで合わせます。

ブレザーには、完璧にマッチします。足元は、スニーカーでなくて、スリッポンとかサドルシューズとかもカッコいいのでは。その場合のネクタイは、やはりレジメンタルタイ！

テニス関連のスタイルもありですね。チルデンセーター、ラコステポロ、白オックスフォードボタンダウン、紺白のクリアなイメージ。

ネイビーキャップをマスターしたら、次は、ホワイトもしくは生成りカラーで。他の色ものキャップは、慣れてくるまで避けた方がいいでしょうね。キャップに色物を持ってくる際は、服装は極めてミニマムに抑えます。

シアサッカージャケット、グレーウールパンツ、タブカラーシャツ、この様なスタイルの際も、黒ニットタイとキャップでドレスダウンできます。ミニマムルックの典型

キャップが慣れてくれば、この様なカジュアルスタイルでも、大人な味を出せます。スエードジャケット、カーゴパンツ、クルーネックセーター、全てブラウンファミリーな色でまとめる。首元のスカーフで、キャップとのアンバランスも楽しめます。

キャップ以外は、全てタウンスタイルでまとめると、白のコットンパンツがキャップとのバランス役。実は、キャップには、ジーンズよりコッパンがお似合い。

随分難しい組み立てに見えますが、タータンシャツを除けば、ネイビーの上下、ライトブルーのタイとスニーカー、親戚カラーでまとめてます。当然、白のOXボタンダウンでもいいわけです。

この様に、主張カラーもしくはアイテムを一点だけに我慢することが、大切ですし、またイージーです。ついあれもこれもと取り入れたいなんて見せたくなるところを、グッと我慢。特にキャップでジェントリースタイルを魅せる際には、なお我慢が必要。

偉そうなアドバイスを言ってますが、僕も3年前から始めたばかり。特に僕は、フェドラ (昭和帽子) が大好きで、ゴルフの際もキャップでなくハット男でしたから、なおのことキャップは抵抗がありました。それでも、時代性というのは恐ろしいというか面白いというか、いつのまにかハットよりキャップの方が似合ってくるから不思議。