慶伊道彦 IVY STYLE 手引き / カーディガンの着こなし方

Kayこと慶伊道彦のCoffee Break

カーディガンが熱い!もっとも僕の中でですが。今回は、柄パターンとかショールカラー付きとかのデザイン抜きで、プレーンなカーディガンに絞って話します。

カーディガンと言っても定番で、特に目新しくはないのですが、昨シーズンはクルーネックにハマっていた僕がカーディガンを見直し。( シェットランドのクルーネックセーターは今シーズンも愛用しています )

着こなすイメージとしては、ジャケットがわりに着るという感じ。寒い日には、ステンカラーコートやハーフコートを上に着て。

カーディガンには、ボタンがある分セーターにはないエレガントと言うかドレス風な香りがあるので、ライン入りのパンツで合わせたいですね。コッパンでもいいですし、グレーウールパンツも素敵!また、タイをしてドレス感を出すも昔っぽくていい感じ。

MENS CLUB 60’s より引用 / このように、リラックス感が出るくらいゆったりサイズが今の気分

勿論、その上からジャケットを羽織るのもあり、ジョージ・ペパード風に。僕も時々はやりますが、この合わせの欠点はあまりにも昭和感が過ぎ親父臭くなるところ。ジャケットをコートに変えると妙に新鮮な気分が出るから、やってみてください。

“ティファニーで朝食を” ジョージ・ペパード

そこで、今回はカーディガンの今風アイビーな着こなし方を、雑誌、本、映画のシーンなどを使って説明したいと思います。まずは、メンクラ”街のアイビーリーガー達”のカーディガンスタイルから見ましょう。

僕が思うに、カーディガンは当然ボタンがあります。ですから、ボタンの留め方に粋さが現れます。留めるか外すか、ハタマタいくつ留めるか、各人のセンスが問われますね。

60年代の写真ですから、最近の物と違い、多少ロングサイズになってるところがいいですね。わざとダサく着るグループと逆にしっかりエレガントに着こなすグループ、ヒントはありましたか?

では、映画のシーンからみましょうか。最初は、我らが紳士!ケーリー・グラントから。皮ボタンが新鮮な二つのカーディガン、上は、全部留めて正統な着こなし方。下は、ボタン二つ外し、これだけで別なスタイルに見えるから不思議でしょ。

“芝生は緑” ケーリー・グラント

次は、僕が大好きなシーンです。ロングカーディガンの下のボタンだけを留め、胸元を開いてなんともいえない雰囲気を出すジャック・レモン、下留めでリラックス感が増す。

“アパートの鍵貸します” ジャック・レモン

カーディガンのボタンの全部外し、最強のリラックス感、このロング丈だから出せる雰囲気かと。二人とも、いい感じ出してますよね。

“ティファニーで朝食を” ジョージ・ペパード
MJQ / Percy Heath —*BLACK IVY* BOOKより—

ジャック・レモンと同じボタン留め方だが、胸元の合わせ方で差が。80年代ニューヨーク・イーストヴィレッジ風にヴィンテージで合わせます。ダウンタウンのフリースタイル感がイイ。

“ストレンザンジヤーパラダイス” Richard Edson

今シーズンのカーディガン着こなし方のポイントは、二つ!まずはサイズ感、60年代物までのオーバーサイズでなくて80年代プレッピー時代のジャストサイズ感だと取り入れやすいのではと。60年代、ゴルファーがプレーしやすいようにと、所謂提灯袖なるパフ袖が流行りましたが、まだそこまではしなくてもいいかと。

二つ目は、ボタンの留めるセンス。全部留め、下だけ留め、上だけ留め、etc. いっそ全部曝け出すか!なんて、カーディガンを色々と楽しんでみてください。

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