慶伊道彦 IVY STYLE 手引き / 帽子エンジョイ編

Kay こと慶伊道彦のCoffee Break

帽子にまつわる話題を、僕の好きな映画から話したいと思います。

あのスティーブ・マックイーンの人気映画 “華麗なる賭け” からの一場面、帽子を被った紳士がエレベーターに乗るシーンから。

エレベーターに淑女が一緒の際は紳士はハットを取る、この様なエチケットを映画から学ぶ事ができます。もっとも古典的なマナーでしょうが。しかし、帽子を愛でる者としては、知って損する事ではないでしょう。ハットマナーを知ると、もっと帽子が好きになります。

“刑事マディガン” のカッコいいハットシーン!刑事全員がハットを被り階上にいる犯人と相対するのですが、それぞれがアメリカンスタイルのハットを被ります。KNOXタイプで、昭和のお父さんも愛用しました。因みに僕も大好きな型です。

同じく刑事映画から “刑事コジャック” テリー・サバラスがまたキザな刑事役なのです。ネクタイだけでなくポケットチーフにもこだわり、必ずハットを被ります。ちょいと斜めに。写真は、パナマハットを粋に!

日本映画でも “銀座二十四帖” 川島雄三監督の名作ですが、そこにちょい出演の河津清三郎のスタイルから。ちょっとダサめなのは戦後まもない日本だから許してもらうとして、昭和のお父さんスタイルを見事に表しています。

変わってこちらは、さすがな伊達男ウォーレン・ベイティのハットスタイル “俺たちに明日はない” より、河津清三郎と同じく拳銃を構えていてもガンとハジキの差が出た感じ、決まってます。

FAIRFAX 時代のコスプレの一コマより、テーマが “チャイナタウン” なので、社員はジャック・ニコンソン風?な鼻パッチと其々思い思いの帽子で。帽子の楽しさを感じてくれたとは思いますが。

ライアン・オニール “ペーパー・ムーン” より、パナマハットをさりげなく身に付けてますが、その時代ほとんどの男はハットを被るので、慣れた仕草。無造作な感じを出せるかが決め手。

ロバート・ミッチャムが被るストライプのリボンが付いたパナマハットは、近年多くの男性がトライしていますが、意外とモノにするのは難しい。キザに見えたら終わりなハット。家で一週間程被り続けるのも手か。ちょっと痛み感が出てきたら成功の道。

ストローハットを被るのはショーン・コネリー “007/ドクターノオ” より、ジャマイカが舞台なので、マドラスチェック風のリボンがピッタリ、いわゆる麦わら帽なのですが、草の種類により色々なハットがあります。初夏から楽しめますから、シチュエーションにより選びたい。

僕の被るのは、麻の帽子 ( リネンハット ) 白に黒のリボンをつけたシンプルカラー、また最近は水にも強い、つまりシワ加工されている綿や麻のハットも作られて、これは最初から使い込んだ味が出せるからイージーかと。

“炎のランナー” より、ハロルドをコーチするサム・ムサビーニが被るのは カンカン帽 [ボーターハット] しっかりと糊で固め型が決まっている。30年代までは必ず黒のリボンをつけたボーターがオフィシャルなハットとして紳士の身だしなみのスタイルとなった。

その後ボーターも、この様に柄リボンに付け替えてカジュアルなオシャレに合わせて使える様になる。50年代の映画でよく観ますね。

まさに彼の場合には “シャッポ” と呼んだほうが似合う、ジャンポールベルモンドの手づかみ帽子!帽子は、こうやって被ってなくて手持ちでもスタイルになるという写真。映画 “勝手にしやがれ” より

マルチェロ・マストロヤンニ “あゝ結婚” よりこんな具合に被れたら洒落男つまりダンディ。ちょっと斜交いにちょっと阿弥陀に、ヘタすると大体は田舎のキザ男になりますので、要注意!

正真正銘の帽子映画 “ボルサリーノ” この映画、帽子の選択と被り方を見るだけで価値あります。もっともそんな名作ではありませんが。

箸休め 友人の “天才塁” が、崇拝する J.P.melville 監督の “サムライ” を気取る

ブルックスブラザーズ展より〜 リンカーン大統領が愛用したシルクハット、帽子のフォーマルの頂点

同じシルクハットでも、これは山高帽。ボーターともいう。ロンドンはセントジェームス通りにある “Lock Hat” が、元祖!僕も一度作りに訪問しました。サイズを調整する道具が楽しい。僕らは西洋人と違い、頭の横幅が大きいので苦労します。一年すると型が戻ってきますので。結局、木型が必要になる。

Lock Hat 現役のハット名人、僕の帽子もこうやって型を直してもらいました。

後ろのポスターの人物は、”Joseph Beuys” ドイツの現代美術家、60年代70年代に活躍しニューカルチャーに刺激を与えた。彼は常にお父さん帽子をかぶりました。そしてなぜかフィッシングベストも必ず。

まだまだ帽子にまつわる映画話は、尽きないのですが、また次回!帽子を楽しみたいですね。

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