慶伊道彦 IVY STYLE 手引き / 魅せるブレザースタイルとは

Kayこと慶伊道彦のCoffee Break

雪解け、そして花粉の飛ぶ季節。寒い日もありますが、さすがにウールのコートはもう着れないかと、ましてやスタイリストな皆さんはなおのこと。

このような季節の変わり目に活躍してくれるアイテムが、我らが紺ブレザー!ツィードをタンス入りさせたのはいいが、綿ジャケットの出番はまだまだという時期、紺ブレとコーデュロイが活躍してくれます。

そこで、写真を基に着こなし方の再チェックをしておきましょう。

Brooks Brothers Japan

ブレザースタイルには、オーソドックスなタイ!レジメンタル、ドット、それぞれ大人しめが知的に魅せる。

ジョージ・ペパード “ティファニーで朝食を”

ブレザースタイルと言えば、まず浮かぶのは、このシーン!紺赤二段のハーバード大学スクールタイ (風) それだけですとキャンパスっぽくなるので、大人なイメージを出すために、タイと同色合わせのシルクポケットチーフとパールピンをプラス。

Charles, Prince of Wales 引用写真

これはまた貴重な8ボタンブレザー!オシャレな皇太子チャールズの軍服を感じさせるブレザースタイル。ちょっとマネできませんし、しない方がベターかと。シャツ、タイ、チーフ全てライトブルーに纏めエレガントさを出し、ミリタリーな匂いを薄めています。

Tony Curtis “Some Like It Hot” より

ボタンも6ボタンでしたら、僕らも着こなせますね。胸にエンブレムを付けたマリーンスタイル。シャツボタン2ツ空けでスカーフを放り込む、グッと大人な香りが。

Charlie Watts “The Rolling Stones” 引用写真

2ボタンのWブレザー、70年代に変型のニューポートブレザーということで、このモデルを作った日本のメーカーもありました。アイビーのように着こなせばいいのかと思います。

MENS CLUB 60’s より引用

60年代から70年代初めにかけて大流行となったニューポートブレザー、ネーミングはやはりVANから。英国風でなく胴を絞らないストーンとしたボックスシルエットは、今では新鮮!こんな感じで着てみたいです。

Burt Peck Tailor 大橋氏

友人の大橋氏、着るのはボタン下留めの4ツボタンWブレザー。もしかしたら氏は、あまりにも立派な体型になったので昔は上留めだった物が、変わったのか?なんてジョークですが、リアルに体型の立派な方は、このように胸をたっぷりと開けたシルエットにすると、大人のブレザースタイルが楽しめます。

@j.p.melvelle1946 より引用

同じく友人の天才塁は、Tailor Caid のオーセンティックIVY Blazer に、ブルックスブラザーズのタッターソールオッドベストを合わす。氏の60’s 愛が溢れたスタイルとなる。ブレザーにベストを加えるとより多くのスタイルが楽しめるからお得な気分に。タータンチェックは勿論の事、グレーフランネルを合わせるとフォーマルのお出かけスタイルにも。

@takahashi.hideki.790 より引用

ビームスF本丸の高橋氏が着るのは、6ツボタンWの英国風シルエットブレザー。ボタンを外して前を開けてリラックス感を出す。敢えて、使い込んだダンガリーシャツ、そこにタータンチェックタイを合わす。ダンガリーと白のリネンポケットチーフのアンバランスが絶妙、ホワイトリネンチーフは、一枚あると重宝します。

@cityboi_shinn より引用

インスタグラムで人気の若手から一枚、今風オーバーサイズな4ツボタンW、ゴージラインの位置や雰囲気から、80’s DCモノかと?(あるいはそれ風にデザインされた新作) ルーズで洗い晒しの綿パン、レジメンタイにスニーカーと逆バランスで魅せます。

Explorer @explorer_jp より引用

名古屋にあるセレクトショップExplorer、僕は伺ったことはありませんが、インスタグラムで毎度素敵な写真をアップしています。三人三様とはいえ、同じネイビーブレザーにチノパン、スリッポン合わせ。それでも着こなし方で別々の個性が出ていますね。今シーズンのニュー定番スタイルで安心感があります。季節の変わり目は、パンツの素材で春感を出したらいかがですか。

@murakami_bonzinbon より引用

この写真もインスタグラムからの引用ですが、この合わせをした氏は、かなりの達人ですなあ〜 白ボタンダウンシャツにドレッシーなタイ、そこに敢えてモチーフ入りのスエットを被せて崩しを入れ、足元には白コンバース。若さがあればこんな技も使えます。

では、僕の三枚の写真から、ブレザー礼讃

ニューイングランド風に組み立て、ドレッシーな雰囲気を出してみた。まず、シャツにラウンドカラー、そしてイエローカラーのペイズリープリントのオッドベスト、パンツにフランネル地ライトグレータック入りを合わせ、アイビーアイテムながら英国風にすることにトライ。

次は、ニュープレッピースタイル、イエローカラーのクレリックシャツ、イエローストライプのレジメンタルボータイ、ライン入りの綿パン、ワンサイズオーバーのブレザーW4ツボタン、キャップとスニーカーで今風な味付け完了。

同じWブレザーで着こなし方を変えてみた。オープンにして、ウェスタンシャツを無造作にインする。ボタンを開けて下のTシャツを覗かせます。キャップ、ディーパック、コッパンにカーキ系を合わせてみました。

ダブルブレザーはボタン数も色々あり、またそのボタンのどこを留めどこを外すかなどで雰囲気がガラリと変わります。また、その際インに何を放り込むかもチェック、鏡の前で十分に準備運動してからお出かけしましょう。ではいってらっしゃい!

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