Kayこと慶伊道彦のCoffee Break

1960年代、ニューヘイブンを拠点とするGANT社がボタンダウンシャツをベースに、前立てを胸の下までに配置。被って着るシャツを発表。それが今日のポップオーバーの原型となりました(Popoverは、頭からかぶって「ポップ」することから由来したとか)
日本では、普通にプルオーバーシャツとよんでいます。これもVANの命名でしょうか?
前立てがないため絞りが入ってなく、着る際に窮屈にならないように、身頃などゆったりと作られ、そしてパンツの上に出すと良い雰囲気がでます。60年代、アメリカの若者を中心に大流行しました。このゆったり感は、今シーズンの流れに繋がるのではないかと思います。



三者三様、この様にボタンの留め方だけで、着こなしに変化をもたらします。

メンクラのこのイラスト、最強合わせですねえ〜 イラストは、プルオーバーシャツの特徴をよく表しています。

楽しくてほろ苦い青春、若者たちはアイビーアイテムに身を包み、何もないのにただただ群れる。そんな映画の中にカッコいいアイビーを見つける。インディアンマドラスのプルオーバーシャツ!ボタン2ツ空けで白Tシャツを覗かせる。

“Mr.Novak” という60年代に放映され人気を呼んだ学園ドラマ。高校生は私服だから、この様なシャツスタイルが多い。

クラーク・ゲーブル 50年代映画から。大人のプルオーバーシャツスタイル。40年代頃から、この様なシャツが着られていたのでしょうか。

マドラスチェック、ハーフスリーブのプルオーバーシャツ。中にシャレたTシャツを覗かせる技アリ。
下の写真は、ベースボールフラップポケットMENS CLUB 60’s より引用

では、僕の所有するプルオーバーシャツより紹介します。

バラクータとの相性は抜群なプルオーバーシャツですが、細畝コーデュロイ生地で作りました。中には、ミニホリゾンタルのTシャツを入れて、色足し柄足ししました。

ベースボールフラップポケット付きのプルオーバーシャツ、胸を目一杯開けて、中からTシャツを覗かせるのが粋

これは古い!60年代VANのプルオーバーシャツ、ボタンダウンでなくセミワイドなショートカラー、生地もシャンブレーで

ヘンリーネックシャツの分野ですが、一応、プルオーバーという事で載せました。古いVANのシャツです。これにバミューダパンツを合わせて海辺によく行きました。
ポップオーバーシャツ、プルオーバーシャツ、60年代に凄く着たので、つい若者用シャツに分類されてましたが、実際ルーズなシルエットなので、年配者でも様になります。この夏、街中で海辺の気分を味わいましょう。

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