慶伊道彦 IVY STYLE 手引き / 雑誌 “2nd” アメトラ特集より

Kay こと慶伊道彦のCoffee Break

“2nd” 創刊記念特大号、アメリカントラッドの教科書、予想以上に好評のようです。80年代プレッピーの再ブームが影響しているのでしょうか。

では、この雑誌の特集より、僕が気になった面白いページをチラッと紹介します。詳しい内容を読みたい方は雑誌をゲットしてください。

まずは、映画 ”真夏の夜のジャズ” の紹介をビームスプラスのご意見番たちが語る。僕も毎年、梅雨シーズンが来ると何故か、この映画を観たくなります。きっと、夏を待ち侘びる気分からでしょうか。さすがビームスプラス!各場面場面でのスタイルに対する蘊蓄がスゴイ!これを読んでから、またもう一度観たら絶対楽しいでしょうね。この映画!IVY STYLE の入門者にだけでなくマニアの方の復習という意味でも大変貴重な映画です。

次は、”トラッドな銘品の小噺” 文は、伝説のMENS CLUB 編集長を務めた小暮昌弘氏。メンクラゆずりの解説で、”ブルックスブラザーズ” “BARACUTA” “ALDEN” など逸品の数々を語る。僕たちが何となくタンスに眠らしているブランド品々をわかりやすく解説しているので、何故か自分の持ち物の値打ちが上がった気分にもなります。

自分が絡む対談なので恐縮ですが、IVY STYLE TAILOR No.1 のTailor CAID 山本氏の語る言葉にはスィングがあります。山本さんは、趣味でサキソフォンを吹いていらっしゃるので、自然とジャズっぽい語り口となるのでしょうね、クールです。

では、ここからブランド関係のスタイルから僕の好きな組み立てをみましょうか。

昨年から僕も似たような感覚で着ているWのオーバーサイズブレザーから。このブランドを僕は知りませんが、削ぎ落とした無駄のない組み立てが、それでいてエレガントさも感じクールなスタイル。

このブランドも知らないのですが、というか僕は殆どブランドに縁がないので、同じ様にゆったりしたサイズ感、クタッとしたVネックベストもいい感じで、全体にフレンチアイビー感。

BEAMS PLUS STYLE から。得意なブレザースタイル、CAP, NAVY BLAZER, KHAKI PANTS, KNIT TIE,,,スニーカーでなくALDEN の様な革靴を合わせるのがビームス流か。

メジャーブランドですが、取り上げてみました。女性が可愛いからという訳ではなく、可愛いですが、ライトブルーのブレザーが良い感じで。合わせるパンツやチルデンなど、ごく定番なのですが、組み立ててみると何故が新鮮!色合わせとクタッとしたサイズ感からでしょう。

ラストは、僕の掲載された写真から自分で考察

一番のポイントは、ウールトロピカルのドレスパンツ!他のカジュアルアイテムとの絡みが面白い。もし、このパンツをワークパンツにすれば、それはそれで合ってるのだが、逆に合いすぎ?ドレスパンツの方が、キャップとスニーカーをより活かせると思いました。

実は、このウールグレーパンツは、作りがワークパンツ風に仕上げてあります。裾もロールアップしています。ですから、ドレスとカジュアルのミックス的な合わせ方でしょうか。マドラスにはニットタイというド定番メニュー。

オーバーサイズのシアサッカージャケット、それを活かすための組み立て。まずは、バケット帽を中心にして、色をサンドカラーに合わせました。ミリタリーやカーゴパンツは、どんなスタイルにも合いますから便利なパンツ。カジュアルパンツには、デザートブーツってとこかな。

この手のジャケットは “マンハッタン” などで、ウディ・アレンが実にうまく着こなしていますが、ダサくダサく。それが意外と難しいんです。僕は、ミリタリー系が苦手、似合わないのですね、これが。そこで、シャツにマドラスシャツの綺麗めを入れて、さらに綺麗な色のスポーツ系を加えました。そうする事で、ミリタリーからの呪縛から解放。いわゆるミリタリールックとは一味違うスタイルに。

マルチストライプの半袖ヘンリーネックシャツ、まずこれがありきで、さて何を合わせるか?普段なら、チノパンかハーフショーツで済ますのですが、それでは雑誌写真としてはつまんないですし。気をてらっても恥ずかしいですし。そこで、実際には派手なパターンなのですが、最近は見慣れてきたクレイジーマドラスパンツを持ってきました。このパンツ、余程のもの以外は何にでも合わせちゃうという便利モノ。派手ついでに、スニーカーとセーターにイエローを持ってきて、クレイジーとマッチさせてみました。

今シーズンの一押し、BARACUTA を取り上げました。そこに合わすパンツは、ドレスパンツ。ラインの入ったパンツ。ドレスパンツを合わせる事で、事務員風にならないように気をつけました。さらに、バケットとスニーカーを持ってくる事で、スタイルをこだわる気分を演出。Kay流ニートネススタイル。

“2nd” 特集号は、これ以外にもIVY STYLE のヒントが満載。保存版としては、いい線いっているかと思います。本屋さんで手に取って見てください。2nd の回し者ではありませんので、笑

#michihikokeii #ivy #ivystyle #ivylook #2nd

Insta/kay_standard_style

https://www.instagram.com/kay_standard_style/

YouTube

https://youtube.com/channel/UCxj5YwwDwalluSQ6hfmncQw

コメントをどうぞ