アメリカGQ誌で、50年代から80年代のアメリカントラディショナルスタイルの流れを見る事ができる。同時代同種な雑誌でした “Mens Wear”誌は、70年代前半で廃刊となったので、GQ誌だけが伝えてくれる。
GQ誌の50年代は、大人のコンテンポラリースタイルを推奨。その頃ヨーロッパの代表雑誌である、 “ADAM” の影響を企画の面では受けてはいるものの、アメリカ独自のスタイルを打ち出ししていました。アメリカンコンテンポラリースタイル



60年代に入って、よりGQらしい匂いが出てきたかと。さらに磨かれたアメリカンスタイルで。アイビースタイルの方は まだ発行されていた “Mens Wear” に任して、こちらはハリウッドスター・スタイルを中心にラグジュアリーなアメリカンメンズスタイルを打ち出す。




70年代に入ると、新星ラルフ・ローレンを中心にした組み立てにシフト。アップデートトラディショナルスタイルがヒートアップ、1974年に公開された映画 “GATSBY” 公開でピークを迎える。




1978年の雑誌からは、明らかにラルフ・ローレンとその一派たるデザイナーたちのアップデートトラディショナルスタイルを打ち出しする。僕もこの頃のGQ誌を見て、60年代アイビー以来の刺激を受ける。今から想えば、GQ誌は、1974~78 頃が、一番アメトラで輝いていた。


80年代以降は、アメトラもトレンドの地位を譲り、デザイナーブランドを中心にしたヨーロピアンスタイル全盛の時代となる。このバブリーな流れは、1987年のブラックマンデーまで続く。

1990年以降は、二度のバブル崩壊もあり、ストリートやスポーツスタイルがトレンドNo.1となる。ドレス分野は、イタリアファクトリーブランドがデザイナーブランドに代わり台頭、ゼニア、キトン、ラルディーネなどは、今日でも主役の座を守っている。
“MENS CLUB” “GQ” 共に、60〜80年代前半までが輝いていました。僕たちは、たくさんのスタイル勉強をそこから学びました。
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