慶伊道彦 IVY TEXT / 第三章 ディテールを活かすテーラード術/基礎編

Kay こと慶伊道彦のCoffee Break

IVY STYLE のスーツやジャケットは、本来なら既製品つまりレディメイドがベターな選択だが、サイズのない方にはオーダーは強い味方ですし、サイズ以外にも今どきオーセンティック・アイビーなスーツ、ジャケットは市場には皆無なので、そこにこだわる方にはオーダーが味方となる。

プロのテーラーと言えども、アイビー・ディテールに関してはそれ程知識がある方は少ないと思うので、アイビー拘りの知識を其々持っているべし。

まずは基本のキから

副資材の知識

1: 芯地

主に毛芯を使いますが、アイビー・スタイルはナチュラル・ショルダーゆえ芯地も薄い増芯 (一枚芯) のみとなる。芯地なしのアンコン仕様もある。

通常、台芯、バス芯、増芯、フェルト芯と重ねてセット、バス芯は、馬の尾毛から使用する。

前肩から脇、胸とボリュームを出すため、台芯、バス芯、増芯、フェルト芯を組み合わせて使う。増芯は一枚芯としても使え、アイビーなナチュラル・ショルダーをオーダーする際にはコレ一枚にする。

真ん中の芯地が増芯 / 一枚芯として使う

2: ボタン

最大手ボタンメーカー/ IRIS Book

ボタンに凝りすぎると飽きやすい、樹脂ボタンやネリボタンのオーソドックスな中から選ぶ。大きさも既製品に合わせ、20mm(18~21mm) , 袖ボタン14~15mm , シアサッカー生地などの夏物ジャケットには、白蝶貝 (黒蝶貝) 、ブレザーには、メタルボタン。ボタン数は3ボタン、袖は2ボタン、段返りにするか上二つ掛けにするかは、好みによる。

ボタンには、ツヤありとツヤなしがあるが、基本ツヤなしもしくは練りボタンが相応しい
サッカー生地に限らず夏物には、貝ボタンがクール、スーツでも黒蝶貝にすれば、スポーツ感覚が増す

既成のメタルボタンで満足出来ない場合は、替えボタンのセット (6×6) を購入しなくてはいけないが、最近は入手困難。その場合はヴィンテージ品をご自分で手に入れてテーラーに渡す事を勧める。

3: 裏地

キュプラ(ベンベルグ)、ポリ、ポリ&キュプラ、が通常使われる。英国製裏地でレーヨンがあり、使用感のある表情はクールなのだが、滑りが悪く背中裏の滑り具合に響く。また大柄などの特別な裏地を選ぶのは気をつけたい。

4: ミシン・ステッチ

アイビー・スタイルの象徴でもあるステッチ。唯一操作できるのは、ミシンの強弱、1インチ間に15針通すのだが、その張り具合で若干影響がでる。また、通常使用する糸は50番手だが、それを20番手と太くすることで少しは目立つが、これは個人的な嗜好となる。

5: クリーニング

ステッチの表情をできる限りキープしたいので、クリーニングは極力避ける。プレスでせっかくの生地も平坦になる。また、ラペルの返り部分などにも影響がでる。夏服は、汗等でクリーニングは致し方ないので、その際は、限りなくソフトプレスでと注文する。ラペル折り返し部分のプレスにはこだわりたい。

資料提供: Burt Peck Tailor

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