Kay こと慶伊道彦のCoffee Break
メンズファッションは、オールド・エージのエッセンスを取り入れる流れが始まってきています。そこで、50~60年代のアメリカン・スタイルの流れを簡単におさらいしてみたいと思います。
IACD (国際衣服デザイナー協会) 60年代終わり頃までメンズ既製服メーカーの流行をリードしていたデザイナー団体。50年代に入り紳士服はボールド・ルックからナチュラル・スタイルへと変わります。いわゆるアメリカン・トラディショナル的なシルエットが誕生します。
1958年、IACDは、4つのモデルを公認します。1.アメリカン・ナチュラル、2.アイビー・モデル、3.アメリカン・アンバサダー、4.アメリカン・エグゼクティブ・モデル、ここで、ようやく若者に人気があるアイビー・モデルが正式に認められたわけです。むしろ認めざるを得なくなったくらいの強い影響力があった訳です。
アメリカン・アンバサダー・モデル、縫製技術の進化でヨーロッパ的なオーダー感覚を取り入れることが可能になり、ややコンケープした肩、狭いラペル幅、軽く絞ったウエスト・ライン、ボタン間隔が狭い3つボタン中1つ掛け、など後のコンポラ・スタイルへと繋がるライン。
モデルはその後、アメリカン・コンチネンタル・モデル、モディファイド・アイビー、コンポラ、エグゼクティブ・モデル、へと整理される。
アメリカン・コンチネンタル・モデル、肩は軽く角張ったコンケープ、上着丈は短く、二つボタン、ウエストラインをボタン位置におき、前裾を大きく丸くカットのラウンド・アウェイ、ラペル幅は狭く長いVゾーン、浅いサイド・ベンツ、斜めにきった箱ポケット、などフランスとイタリアの流れをアレンジしている。
初期のコンチは、多分にブリティッシュの影響を受けていたが、その後フレンチ風味付けとなっていく。


コンポラ、肩がやや角張っているがコンチほど広くはない、肩付けは前側で胸周りをタイトにスッキリさせる、長めのラペルでVゾーンは広く取り、ポケットは両玉縁やスラント、ベンツは無しか12cmほどの短いサイド・ベンツ、パンツのシルエットは膝から裾にかけて細くノーベルトが多い、よりエッジの効いたシャープなシルエットとなる。黒人のジャスメンやハリウッド・スターの愛用から人気沸騰する。ラペルやポケットに個々の好きなディテールを入れられることが人気となる。
セミ・ピーク、クローバー・ラペル、セミクローバー・ラペル、フィッシュマウス・ラペル、Lラペル、、
モディファイド・アイビー、アイビーがエクストリーム・アイビーやジャジー・アイビーとなり、それがヒップという事で大人気となったため、従来のアイビー・モデルを時代に合わせて修正する必要が出てきた。それがモディファイド・アイビー。ナチュラル・ショルダーはキープして、ラペル幅をやや広く、3つボタンの上は折り返しで残し、ボタン位置で軽くシェープ、フックベンツをセンターベンツとする。上着丈も短めとなる。それまでの長身者専用から万能体型にも合うように修正された。今日のアイビー・モデルは、このモデルの進化系である。また元のアイビーは、オーセンティック・アイビーと呼ばれる。

IVYとBritish のシルエットの違い
コンポラ








(写真は、MENS CLUBより引用しました)
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