Kay こと慶伊道彦のCoffee Break
第二章 アイビー・ディテール
8: パンツ

パンツのシルエットは上着のシルエットの延長から当然ながら直線的となる。パイプ・ステムといわれる煙突状シルエット、太ももから裾口にかけて、ほぼ直線になっている。テーパードでは、アイビーのジャケットとは合わない。側線のミシン・ステッチはアイビーには欠かせない。
パイプ・ステム、ローウエスト、プレーン・フロント (ウィズアウト・フロント・ダーツ) 、この三点は余計なダブ付きを取り除き機能的なラインをつくり出すパンツの決め手。
ベルト・ループは、オーセンティック・アイビーでは必須なアクセント、2.5cm幅ベルトが通るくらいのループ幅。
そして後ろ部分には、バック・ストラップが付く。日本語で尾錠といいアイビー・アイコンのアクセント。
サイド・ポケットは側線に沿って真っ直ぐなタテ・ポケットで、ヒップ・ポケットは横切り、左側片方だけにボタンが付く。

パイプ・ステム・パンツではターンナップでの裾上げがルール。折り返しともカブラとも呼ぶ。近年は4cmが主流となっている。裾捌きの目安だが、靴にかかる寸前あるいはワンクッションといった長さかと。一般の標準より丈はやや短めとなるが、決してやり過ぎてはいけない。
9: ボタンダウン・シャツ

シャツはボタンダウン・シャツでなくてはならない。ボタンダウン・シャツの魅力は衿にある。時代によりロール具合が変わってくるが、ソフトな薄芯を糊なしで、軽くロールさせる。カラーの標準は8.5cm、台襟は4cm位、カラーの開き具合で表情も変わる。美しいロールを出すには、薄くて上質な芯地が大切となる。勿論、絶対に糊付けしてはいけない。
前立て(フロント・パネル)が衿腰から裾まで続く。洗いにも強くステッチの表情も生かすのが前立て。また、衿、袖付け、脇、等に必ずステッチが入る。元々は、学生の度々の洗濯に耐えられるようにとステッチをかけたのだが、それがアイビーの魅力となる。
衿の外側のカーブ、台襟の首周りのカーブ、パネル・フロント第一ボタン位置のカーブ、これらが組み合わされボタン・ダウンのロールが決まる。

カフスは、バレル・カフ(シングル・カフ)が必須、カフス幅の標準は6cm、4cm奥の位置にボタンが付く。カフ・プリーツは、スリータックが基本だが、ブルックス・ブラザーズのカフ・プリーツはギャザーである。
フロント・パネルのボタンは6個、近年は7個も多い。大きさは10mm、衿ボタンは9mm、通常は✖️でボタン付けされているが、これは当時🟰のボタン付けミシンがなかったためと言われている。

バックサイドは、運動量を増やすためのセンター・ボックス・プリーツが入る。ボックス・プリーツの上にアイビー・ループが付く。カラー後ろ中央のボタンと同様、必ずしも付いていなくてはならないものではないが、バックスタイルをクールとするアイビーならではのディテール。

当然ながら、シャツのシルエットはウエスト絞りのないストレート。ゆったりとしたシャツが、パンツ・インしても外に出しても様になる。
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