Kay こと慶伊道彦のCoffee Break

この号は、特集号ゆえ創刊当時からのアイビーの動きを詳しく教えてくれています。60年代のアイビー、つまりオーセンティックなアイビーの特徴がわかりやすく説明されています。
1 : “アイビーふたたび登場” 星野醍醐郎 ‘59 第14号より〜 (この号は71年発刊号ですから、最初の執筆からおよそ12年経ってます) アイビーは60年代後半には、コンポラやコンチの流行に喰われて一度は失速しました。アイビーは、長い歴史の中で何度もトレンドとなったりヤボとなったりを繰り返していますので、ちょうどこの時期が、初めての “Back to IVY” と言えるのでしょう。復活した理由を星野醍醐郎先生がわかりやすく解説しています。

56年のオーセンティック・アイビーから、68年頃にはモディファイド・アイビーとなる。柔らかく解釈されるようになりルールやディテールが一般人にも受け入れやすくなる。わかりやすい理由としては、オーセンティックは、WASP仕様つまり背が高くて胸板厚い白人にしか似合わなかったので、一般人には受け入れが難しかった。そこで、体型が少々不恰好でも似合うような仕様を取り入れたとの説があります。
2 : この号の時代のアイビーな決まり事や着こなしをピックアップしてみました。
当時のブレザーは、ほぼネイビーのみ。それにチャコールグレーのようなダークなパンツを合わせる。ミディアムグレーを合わせるようになるのは、70年代後半に入ってから。

幅広ストライプのブレザーも登場、合わせるパンツは、現在と違いダークなグレーのパンツ。当時は、ダークな色合わせがアイビーの特徴。今よくみられるキャメルやグレー、そしてタータンチェックのブレザーの出現は、まだまだ先になります。

60年代当時、シャツのパッケージは襟腰を潰してペッタンコになってます (ボタンダウンシャツのお決まり事) 。襟裏のボタン、アイビーフック、センターボックスプリーツ、etc. が基本的ディテール。

69年代当時の人気シャツ柄。マドラスシャツ、ペーズリー柄プリント、細かなギンガムチェック、

アイビーに欠かせないセンター・フック・ベント、20~22cmが標準でした。エルボウ・パッチをつけたジャケットやセーターも人気。

アイビーの最大の特徴がアイビー・ストラップと称するバック尾錠。タッターソールのオッド・ヴェストやニット・ヴェストも人気に。

当時流行ったメンズショップ風にディスプレイされた写真、ワードローブを揃える際の勉強になります。

3 : シアサッカージャケット、この様なダーク系の色で全体をダークにまとめるのが、60年代風!渋いダークなシアサッカー・ジャケット

キャメルやグリーンのブレザーもダークなパンツで合わすのが、60年代風。

エルボー・パッチのついたガンクラブ・チェック、カントリージャケット。皮の組みボタンも60’s

当時、ステンカラーコートと呼ばれたトップコート、マドラス柄のコートも流行る。

カーディガンも当時流行った一つ、袖周りのゆったりとしたスタイル。Vゾーンを大きく取りボタンの下だけを留めるのが流行り。

ざっくりと60年代流行りのディテールやアイテムを写真で追いかけてみました。ファッション開発途上の日本で、60年代半ばにここまでアイビーが進んでいたという事は驚きです。先人の苦労に感謝しかないです。後輩には大切に受け継いで頂きたいですね。(写真は全てMENS CLUBから引用しました)
*この記事は以前の投稿の改正版です*
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