慶伊道彦 IVY STYLE FILM / “Manhattan” Woody Allen

Kay Coffee Break

ジョージ・ガーシュインの ”ラプソディ・イン・ブルー” で幕開けするニューヨーク物語、マンハッタンの魅力と言うか70年代ニューヨーク・カルチャーが満載のウディ映画。どのシーン、どの会話、どれもが見逃がせない70年代アイビーの宝物映画。

ウディの代表的なスタイル、チェックシャツ、カラーTシャツ、M-51フィールド・ジャケット、肘当て付きツィードジャケット、2タック・パンツ、ダブルポケットシャツ、、

ニューヨーク70年代、74年公開の “The Great Gatsby” でピークを迎えたNew England Up Date Traditional Style から街並みと共に徐々にカジュアル化が進み、ネクタイを外し胸元からカラーTシャツを覗かせるのがおシャレとなってきた。ツィード・ジャケットに合わせるパンツもコットン・パンツやコーデュロイ・パンツが映えた。

シャツは、タータンチェックやダンガリー、合わせるインナーTは、ホワイトをはじめ色を問わない。第一ボタンのみを外しチラッと見せ。

ウディは、M-51フィールド・ジャケットが大好きで、この映画でも度々HIPなスタイルを魅せてくれるが、よくベーカー・パンツ風コットン・パンツを合わせる。勿論、中にはボタンダウン・シャツ。袖が長いのかカフのロールアップをしているが、それもウディらしくてかっこいい。

ヘリンボンのツィード・ジャケット、70年代はエルボーパッチ付きのワイド・ラペル2ボタン、袖は4ボタンで、ラルフ・ローレンが発表して流行り出した。アイビー・ステッチはかかっているが、深いサイドベントで英国風なシルエットとなる。(深いセンターベントもある)

パンツは、ライン入り、ライン無しとどちらもあるがシワ感が粋、タックは1つのものと2つのものがありスソ幅24cm位のややゆったりとしたシルエット。ベルト下にウォッチ・ポケットが付き、必ずプレーンなベルトをする。

コーデュロイ・パンツも大好きなアイテムで、やはりタック付きウォッチポケット付きの裾にかけて絞りのないストレートなシルエット。

シャツ・スタイルは、タータンチェックもしくはダブル・ポケット付きシャツで、Tシャツをのぞかせる

特別な拘りを観たのは、フォーマル・スタイルから。タキシード・スタイルにボタンダウン・シャツとボータイを合わす。この映画ではないが足元に黒のバッシュを合わせるフォーマル・スタイルを見たことがあるが、そのあたりの崩し方が秀逸。

撮影監督は、かの名カメラマン ”ゴードン・ウィルス” ニューヨーク生まれのゴードンのニューヨーク映像が美しい!もつとも有名なシーン、サットンプレースにあるリバーヴュー・テラスの一画、ウィンズボロ橋を背景にしたショット!

何かとお騒がせなウディの映画だが、モノクロの映像、それに被せるジャズのサウンドトラック、ウディをはじめ出演者のスタイル、そして何よりも70年代ニューヨークの街並みの美しさ、この映画を観ずしてニューヨークを語るなかれ!

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