慶伊道彦 IVY STYLE 講義 / ニッポン・アイビーとPOLO #2 (70~75)

Kay IVY Break

その頃、本場アメリカのトラッド市場では彗星の如く現れたトラディショナル・スタイルの天才Ralph Laurenの打ち出すニュートラディショナル・スタイルが席巻、67年に創業すると、早々に70年には当時ファッションNo. 1百貨店のN.Y.ブルーミングデールズにイン・ショップ、71年にはL.A.ロデオドライブに路面最初のショップを出し、その後の各地への出店へと繋がった。

ラルフ・ローレンの打ち出すトラッドは、それまでのアイビー校から生まれたアイビーではなく、トラディショナルに英国ジェントルマン・スタイルをプラスした、格好良く豊かなアメリカン・ライフスタイルを提案した。

‘74公開映画 ”The Great Gatsby” の衣裳担当をした事が更なるイメージを作る。曰くロングアイランドに邸宅を持つアイビー校卒業生というアメリカン・ドリームの象徴を確立、ブランド・イメージとした。ラルフ・ローレンの初期の傑作であるホワイト・リネン・スーツ、ホワイト・フランネル・パンツ、オックスフォード・シューズ、ホワイト・クレリック・シャツ、ホワイト・フラノ・ハット、とホワイト・カラーの世界が観客に夢を与えた。

引用写真
引用写真

アイビー校スタイルのルールを一点のミスもなく着るアイビー・スタイルを学んだ日本の若者も70年前後に次のスタイルを模索しだす。コンポラ、コンチ、モッズ等、その当時の流行りを学ぶがやはりアイビーを知った若者には今一つモノ足らなかった。そしてN.Y.出張のアイビー先駆者たちがラルフ・ローレン・スタイルのニュースを持ち帰ると、ジワジワとそして一気にコアなファンに指示される。当初は、テイジン・メンズショップ や尼崎ナカガワなど特定のメンズショップの顧客たちから広まり、その後、日本はオーセンティック・アイビー派対ニュートラッド派の二つが併存して進む事になる。そんな時のニュートラッド一色となった事件が “The Great Gatsby” 映画の公開であった。74年は、アメリカだけでなく日本でも新しいトラディショナルが支持された年となったのだ。

アイビーのルールを学び正しいアイビーを着るという時代から、クールつまりカッコいいアメリカン・ライフスタイルを表現するという時代に移った。言い方を変えれば、”アイビー校からロングアイランドの邸宅” に越したのだ。

「禁無断転載」

#ivy #ivystyle #preppy #preppystyle #mensstyle #kay

Insta /  @kay.ivy.album 

https://www.instagram.com/

YouTube

https://youtube.com/channel/UCxj5YwwDwalluSQ6hfmncQw

コメントをどうぞ