Kay IVY Break

大まかに言えば日本のアイビー・ブームは1964年に始まったと言えるだろう。前年12月創刊の雑誌“MENS CLUB” そして翌年の”平凡パンチ”創刊、その夏の”みゆき族”騒動、秋の”東京オリンピック” 、この一連の流れを見てみると日本のアイビー・ルックがすざましい勢いで若者に浸透していったのがよく分かる。まさに”アイビーを学ぶ時代”の到来だった。IVYを仕掛けたVANとそのフランチャイズ・ショップが瞬く間に全国に広がっていった。
VAN、JUN、二大ブランドの他にも、JAX (その後Macbethと) 、New Yorkerなど、また大阪からはマニアックなスモールカンパニーも多く立ち上がったのだ。どのメーカーもテーマは、いかに本場アイビー・リーガーのルールを伝えるかに普請していた。(勿論、各メーカーのオリジナルな追求はあるのだが、例えばVANはオーソドックスなアイビー校スタイル、JUNは青山界隈のシャレたアイビー・ルック、JAXは伊藤紫郎好みのJ.Press的なディテール重視とか)



アイビー・ルックを学んだ若者たちは、当然のように本場アメリカのアイビーへの憧れが強まり、Brooks Brothers、J.Press からも学び続けたのだ。その集大成とも言える出来事というか本 “TAKE IVY” が出版され、国内で大人気に。(国内といったのは、はるかその後2000年代に入り、インターナショナルに人気沸騰) ニッポン・アイビー・スタイルの基礎が確立された。
60’s アイビー・ルックの特徴は、いかにアイビー校スタイルを真似るか、寸部の間違いもなく決まったディテールを学ぶことで正しいアイビーを着こなす事が出来ると考えた。Harvard、Yale、J.Press、Brooks Brothers、絶対の教授であったのだ。



65~70年代は、服のルールを学び正しいアイビーを着ると言う時代だった。
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