Kay Coffee Break
60年代後半はアイビー対コンチの時代と話したが、実はさらに二つのスタイルが生まれたのだった。
コンポラ・スタイル
コンポラとはアメリカン・コンテンポラリー・スタイルの事で、ハリウッド・スターの影響が強く出たスタイル。当時アメリカのTVドラマが大人気、その中でも ”ナポレオンソロ” “サンセット77” “逃亡者” など目新しい大人のスタイルが、若者のハートを掴む。アメリカン・スタイルにフレンチ風コンチのシルエットを取り入れた”いいとこどり”スタイルなのだが。日本では特に関西から人気が広まった。理由の一つに、大阪に谷町ナンバー6という紳士服メーカー団体があったのだが、VANのアイビーに対抗する方式を模索した際に、西海岸ハリウッド・スタイルと結びつく。また関西の若者は東京アイビーに対抗心が強く東京と違い一捻りしたアイビー・スタイルを好んでいたが、コンポラと結びつきコンポラ・アイビー・スタイルを生む。大手メーカーではなくアートジャケットやリングジャケットなど小規模なアパレル・メーカーがハリウッド・スター・スタイルを研究し人気となった。
アイビー仕様のステッチは残し上着丈を短く軽い絞りも入れ、細みのラペルは丸味を入れたクローバーラペルなどラペルにこだわる。(コンポラ・スタイルの詳しいディテール等は、以前のブログを参照してください)


モッズルック / ロンドン60’s ルック
”スィングギング・ロンドン”と呼ばれた時代、ポップカルチャーを謳歌するロンドン60年代の若者は、既存の権威あるスタイルを嫌い、HIPなアメリカやイタリアのスタイルを真似る。細身のスーツにスリムタイ、上にはミリタリーパーカーをはおり、改造スクーターに跨る。またアイビー・アイテムを取り入れ、日本のオーセンティック・アイビーとは違うロンドン・アイビースタイルへと進んでいく。労働者階級からの派生したと言う点では、BLACK IVYにもつながる流れかと。( ”さらば青春の光”は、モッズ・スタイルをチェックするのにピッタリな映画 )


ロンドン・アイビーと言われるモッズ、フレッド・ペリー、Dr.マーチン、リーバイス、ペニーローファーなどのアイテム、そしてポール・ウェーラーの着るホワイトのステンカラー・コートがアイコン。
60年代後半はメンズファッションが開花した時期、アイビーを中心にコンチ、コンポラ、モッズとこれらがお互いに影響し合う。日本のアイビーは、60年代これらのスタイルの取り込む事で、HIPなアイビー・スタイルを確立し、その後の生き残りに繋がって行く。
”アイビーはモードだった” 時代
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